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4ioskd authored Nov 10, 2023
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<h3 class="text_area_h3">・Blog<br></h3>
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<strong>・秋の夜長とシューペンハウエル</strong><br>
現実空間からディスプレイの向こうに広がるデジタル空間において、日々私は様々な現象を観察しその一つずつに意識的または無意識的に反応しているのだが、それらの現象を観察しているのはあくまでも私の主観であり、その主観自体への観察を日々行うことができているかどうかと言われると、「忙しさ」という現代病に悩まされて中々できていないのかもしれない。眠い目をこすりながら、枕の上で広げる、厭世的哲人シューペン・ハウエルの主観を通して著された『『知性について 他四篇』 』を分析し省察することを通して、私が持つ主観へのより良い観察ができれば・・という考えを抱きつつ、最近秋らしいことを特にしていないので、輸入モノでもよいからマツタケを囲炉裏で焼いて食べたい、という思いも抱くのであった。<br><br>
<i><u>かの生命の発達の頂点に立つものは人間であるが、彼の生存にもやはりその始まりがあり、またその経過中には多大な苦しみと僅少の喜びがあり、そして他のあらゆる生存とおなじように、やがて終わりがあって、そのあとでは、あたかもそれがまったく存在しなかったかのような状態へかえるのである。</i></u><br>
現実空間からディスプレイの向こうに広がるデジタル空間まで、日々僕は様々な現象を観察し、その一つずつに意識的または無意識的に反応しているのだが、それらの現象を観察しているのはあくまでも僕の主観であり、その主観自体への観察を日々行うことができているかどうかと言われると、「忙しさ」という現代病に悩まされて中々できていないのかもしれない。眠い目をこすりながら、夜な夜な枕の上で広げる、厭世的哲人シューペン・ハウエルの主観を通じて著された『知性について 他四篇』』を分析し省察することを元に、僕が持つ主観へのより良い観察ができれば・・という考えを抱きつつ、最近秋らしいことを特にしていないので、輸入モノでもよいからマツタケを囲炉裏で焼いて食べたい、という思いも抱くのであった。<br>
<i><u>かの生命の発達の頂点に立つものは人間であるが、彼の生存にもやはりその始まりがあり、またその経過中には多大な苦しみと僅少の喜びがあり、そして他のあらゆる生存とおなじように、やがて終わりがあって、そのあとでは、あたかもそれがまったく存在しなかったかのような状態へかえるのである。</i></u><br>
シューペンハウエル著、細谷貞雄訳『知性について 他四篇』(岩波文庫)より<br><br>

Posted 10 November 2023<br>
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