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・「インプット」と「アウトプット」という言葉
システム制御における専門用語であったところの「インプット」や「アウトプット」という言葉が広く日本の社会(特にビジネスにおいて)に認知され、浸透したのはいつ頃だろうか、とあれこれ思案しつつ、ちょっと書いてみる。
-僕の記憶では、少なくとも自己啓発本ブームが発生した以降で、知名度を獲得しつつあったLifeHackerとかWiredなどのWebメディアを通して配信された、シリコンバレー流のビジネス手法や生産性向上テクニックの記事などが発端ではなかろうか。もしくは、当時シリコンバレーのテック企業でそういった手法やテクニックを学んだ日本人が日本に持ち込んだのではなかろうか。しかし、いずれの説も現時点では推測の域を出ない。また、その他の多くの技術用語が日本で一般的に利用されるようになったキッカケについては興味があるので、今後の私的な研究課題の一つにでもしておこうか。
+僕の記憶では、少なくとも自己啓発本ブームが発生した以降で、知名度を獲得しつつあったLifeHackerとかWiredなどのWebメディアを通して配信された、シリコンバレー流のビジネス手法や生産性向上テクニックの記事などが発端ではなかっただろうか。もしくは、当時シリコンバレーのテック企業でそういった手法やテクニックを学んだ日本人技術者が日本に持ち込んだのではなかろうか。しかし、いずれの説も現時点では推測の域を出ない。また、その他の多くの技術用語が日本で一般的に利用されるようになったキッカケについては興味があるので、今後の私的な研究課題の一つにでもしておこう。
なお、「インプット」と「アウトプット」などのシステム制御の理論に大きく貢献したのは、ノーバート・ウィーナーの1948年の著作『サイバネティックス:動物と機械における制御と通信』の初版であろう。ちなみに、本書に興味ある方は第二版の日本語訳を読むことをオススメする。非常に難しい内容だが。
Posted 5 April 2023
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