2021-05-27 - OSSごっこ と言われたりもしたが、GitHub の Organization を自分達で作ってみたらかなり楽しいという話

[kachick]

TL;DR

• マイナーなプロジェクトだけど、仲間内では愛用しているみたいなリポジトリを GitHub の Organization 化してコアメンバーに収まったら結構楽しい。

何についてか / About

ref: https://github.com/mobu-of-the-world/mobu

経緯 / History

1. これは元々 Quipper の同僚である @pankona さんが2019年末 Web Frontend の手習い的に始めた小さなOSS
2. 自分の基礎技術力やCSS力は彼よりずっと低いが、当時は TypeScript やら React というレイヤーでは自分の方が若干得意(どんぐりの背比べだけど)だったことと、ユーザーが誰も居ない事とか Author が追加したいと思っている機能がまぁかなり簡単で、初学者レベルには逆に「やりがい」が感じられポンポンPR投げたりしていた。自分のレベルからみて程よいというか、「全てわかっているわけではないがちょっと頑張ると実現出来そう」みたいな課題に取り組んでいる時というのはやっぱり楽しい。
3. まぁ機能的にも実装的にも、おそらく Web Frontend に強い人がみたら失笑物なのだろう。まず未だにtestがない、テストがないコードはレガシーコードらしいので、生まれてから今までずっとレガシーコードである。
4. ただそれでも社内でモブプログラミングするときに、あれこれ愚痴を言いながらも使ったりしていた「仲間内愛されOSS」であった。
5. アクティブな更新はしばらく止まっていたが、つい先日ふと思いついて「GitHub の Organization 化」を提案して Approve してもらった。 マイナーな OSS 1 repository で何が Organization だよという話ではあるが、ぶっちゃけ自分が GitHub の Organization 機能を色々試したいとかその程度のネタに使わせてもらおうと思ったのだ。あと、幾つかの Organization に所属したことはあるがヒエラルキー的には最下層しか経験した事がないので、一度「頂点からの景色」を観てみたかった。
6. で、まぁまずはロゴだよね、ということでロゴを設定した。
7. その後チームを作った。2人しか居ないので2人共メンテナである
8. そしたらこの悪ノリにノッてくる感じでポンポンと社内からPRを投げてくれる人が増え、うむ、君はある程度のコントリビューションポイントを溜めたな、よかろう。みたいな感じでコミッターにして行った。中には CRA(Create React App) に backportされたPRまであって正直笑ってしまった。
9. やはり人は信頼されると信頼に応えようとするみたいなところがあるのか、コミッターになった方々は積極的に開発に参加してくれていて、正直自分が何時まで共同創業者という理由だけでメンテナに収まり続けられるか怪しい状況である。
10. ちなみに自分としては、せっかく Organization 化したのに 1 repository だと寂しいなという気持ちと Elm ユーザー増えると楽しそうみたいな気持ちがあって、 Elm で手習いアプリを作ってみたい => 少機能な モブプログラミングタイマー を作る #53 が終わったら Elm 版を作ってこの Organization の 1 repository にしてみたいなと考えては居る。そうすれば完璧に Author の一人なので、追い出されることも無いだろう。終身独裁保証である。

Note

この「成功」は Original Author の人柄に依るところも大きいと思う。まぁ、かなり人望があるというか人に好かれるタイプであるというのに加えて、このリポジトリに対する「細かい話への強いこだわり」的なのが無かったと言うか。自分だったらどうだろうか？ ⭐ 0 の PJ でも、 rubocop の設定を細かく設定しそうなタイプなので、なかなか難しいかも知れない。

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ちなみにいま現在のチーム構成状況はこんな感じだが、別に外部コントリビューターお断りということではなく、割と真面目に「OSSごっこ」をしているのでPRウェルカムで、その結果コミッター、果てはメンテナになれるかもしれないので是非よろしくという感じである。公用語も英語だし。

[highwide]

「OSSごっこ」 って言ってしまったけど...僕もmobu活動を楽しんでいます、素敵な場をありがとうございます〜！

「全てわかっているわけではないがちょっと頑張ると実現出来そう」みたいな課題に取り組んでいる時というのはやっぱり楽しい。

本当にこれです！