ノンストレステストは、お腹にセンサーとなる機械を装着して行う検査で、 母体に全く負荷がないことから、ノンストレステストとよばれ ているわけではなく 、 この場合のノンストレスとは、陣痛が起こっていない ときに行う検査と言う意味らしいです。
ノンストレステストの機械は、出産の瞬間にも装着してモニタリングし続けるのですが、 出産中はもちろんノンストレスではないので別の名前で呼ばれるようです。 しかし、多くの人はこの機械自身をNSTと認識しているため、出産中のこともNSTと呼ぶブログが散見されます。
NSTは、妊娠後期の定期検診で行われる、胎児が 出産に耐えられるかどうか を判定する重要な検査です。 出産中にも同じ機械でモニタリングし、もし胎児が弱って自然分娩に耐えられないと判断した場合、 緊急帝王切開 に移行したりするようです。
お腹にセンサーを付けてただ20分寝ているだけで1、機械が自動的に胎児の心拍と子宮の収縮をモニタリングします。 胎児が元気ならよく動くので、動いたときの心拍上昇が確認できます。 逆に、子宮が収縮すると胎児にとっては窮屈なので、元気がないと心拍が弱ったりするそうです。
また、子宮収縮(= お腹の張り)には流産や早産につながる危険な張りがあり、妊娠後期の妊婦にとっては一番の心配事です。 妻の場合、お腹の強い張りをずっと訴えていたので、この検査で問題ない張りだと言われるのが一番の救いだったようです。
このNSTと言う機械、男親にとっては最初で最後 出産の立会 の瞬間だけ体験できます。 特筆すべきはその音で、分娩室に大音量で響き渡る胎児の鼓動は想像以上に早く、 想像以上に激しく、想像以上に力強く、必死で産まれようとする命のたくましさに感動します。
絶対立会出産したほうが良いですよ!!!!
Footnotes
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古い機械だと胎動が来たらボタンを押す必要があるらしい ↩