SonarCloudにBugだと言われているC++クラス定義に対策したい

[berryzplus]

問題内容

SonarCloudにより、C++クラス定義に関するBugs(Criticalレベル)警告が検出されています。

全部で80件が検出されており、警告の総数263件の3割を占めています。

再現手順

CIによる自動実行で毎回検出されています。
https://sonarcloud.io/project/issues?id=sakura-editor_sakura&resolved=false&severities=CRITICAL&types=BUG

クリーンな状態からSonarCloud解析を開始したレポジトリでは検出されない問題なので、なんらかの検出レベル調整を行った影響で不当に重い警告に昇格している可能性があります。

対策として考えられるのは３つくらい。

1. 「警告レベルが不当である」を問題と考えて、SonarCloud設定を見直す。
2. 「警告レベルが不当」なので、該当の警告を無視（fault positiveとマーク）する。
3. 「指摘された問題」に、素直に対処する。

実態として「問題のあるコード」なのは間違いなさそうなので、実質的には 3 の一択かと思います。

再現頻度

100%

問題のカテゴリ

• その他の問題
  （「コーディング作法」の問題）

環境情報

• OS バージョン

• サクラエディタバージョン

• PC情報

スクリーンショット

[berryzplus]

#1690 と #1691 をマージすると残りは 6件 になります。

残した 6件 は、単なるC++の定義的な問題（≒事実上「誤検知」みたいなやつ）ではなくて、本当に問題があって修正すべきだと思います。

なので、いま出てるPRをマージしたらこのissueは閉じてしまおうと思っています。

[sanomari]

Criticalレベルの残4件のうち2件はrule of fiveで対応できそうに見えます。
https://sonarcloud.io/project/issues?id=sakura-editor_sakura&resolved=false&severities=CRITICAL&types=BUG

• sakura_core/basis/CStrictRange.h
• sakura_core/util/window.h

[berryzplus]

Criticalレベルの残4件のうち2件はrule of fiveで対応できそうに見えます。
https://sonarcloud.io/project/issues?id=sakura-editor_sakura&resolved=false&severities=CRITICAL&types=BUG

• sakura_core/basis/CStrictRange.h
• sakura_core/util/window.h

確認してみました。
CStrictRangesのほうは対応できそうなのでPR作成します。
CFontAutoDeleterのほうは「実際に問題があるので対処できない」で、このissueの対象外でした。