例外処理の考え方

[kakeru-one]

エラーを握りつぶす例

適切な例

begin
  # 0での除算でエラーを発生させる
  1/0
rescue ZeroDivisionError => ex
  puts "ZeroDivisionError"
end

良くない例

StandardErrorという多くの例外クラスの継承元クラスをrescueに指定してしまうと、
ZeroDivisionError以外のエラーも誤ってrescueしてしまう。

begin
  # 0での除算でエラーを発生させる
  1/0
rescue StandardError => ex
  puts "ZeroDivisionError"
end

Web APIにおける例外処理の考え方

500になるべき時に400にしちゃう

• サーバー起因のエラーなのに、400にしてしまう。

module UserAdapter
  def call(id)
    User.find(id)
  rescue Mysql2::Error
    nil
  end
end

400になるべき時に500にしてしまう

• 以下のようなコードでは、findメソッドでActiveRecord::NotFoundErrorがraiseしてしまうが、rescueしないと500になる。
  • この場合はクライアントのid指定ミスなので、404にすべき。

class UsersController
  def show
    @user = User.find(params[:id])
  end
end

参考文献

https://qiita.com/jnchito/items/3ef95ea144ed15df3637