Arduinoとは,電子工作初心者にも使いやすいマイコンであり,C言語風のプログラムによってソフトウェアを書く.
特徴は以下.
- 電子工作のデファクトであり,対応するセンサも多い.
- コミュニティが広く,サンプルコードなどがたくさん出回っている.
- 5V系であるため,近年主流となっている3.3V系のセンサを用いる場合はレベル変換が必要.
様々な種類があるが,CanSatには小型なNanoシリーズが適している.
Arduino Nano.
標準的なUNOより小型なボード.
- ATmega328P搭載
- Flashメモリ: 32 KB 内2KBはブートローダーで使用
- SRAM: 2 KB
- EEPROM: 1 KB
- Clock Speed: 16 MHz
- 動作電圧: 5 V
- 入力電源電圧(推奨): 7~12 V
- デジタル入出力ピン: 14本
- PWMチャンネル: 6本
- アナログ入力チャンネル: 8本
- 直流電流(1ピン当り最大): 40 mA
- 直流電流(3.3Vピン、1ピン当り最大): 50 mA
Arduino Nano Every.
Arduino Nanoと同じフットプリントで高性能になった,Arduino Nanoの後継機である.
CanSatとしては,Nanoと比べてSRAMが3倍になっているのが嬉しい.
これにより,たくさんのセンサを同時に駆動できるようになった.
- ATMega4809搭載
- CPU Flash Memory 48 KB
- SRAM 6KB
- EEPROM 256byte
- 動作電圧:5 V
- 外部入力電源電圧(推奨): 7 ~ 12 V
- I/Oピン最大電流:20 mA
- 3.3 Vピン最大電流:50 mA
- 動作周波数:20 MHz
- PWM ピン数;5 (D3, D5, D6, D9, D10)
- UART x 1
- SPI x 1
- I2C x 1
- アナログ入力ピン数 x 8 (ADC 10 bit)
- 寸法;45 mm x 18 mm