- 有志勉強会第一回です。
- 今回はアカウント開設 ~ 開設後に知っておきたいtipsについて紹介します。
- AWS始める(触る)のが怖くない状態を目指せれば、と思います。
- もしAWSを触る機会があれば、設定時にこの勉強会の内容を参考にでもして頂ければと思います。
ちなみに私は最初怖かったです。
- お金かかりすぎないかな?
- セキュリティや不正利用とか大丈夫かな?
などなど。
お金かかりすぎないかな?
アカウント開設後1年間は無料枠があるので、最初はその予算内で試してみるのがオススメです。
セキュリティや不正利用とか大丈夫かな?
100%安全!とは保証できませんが、抑えるべき点を本日は紹介します。
AWSにはアカウント作成日から12カ月間、一部サービスが無料で使える「無料枠」が存在します。 他にも、アカウント作成日に限らず「無期限無料」のサービスも存在します。
「12カ月無料枠」の例
- EC2(コンピューティングサービス): t2.micro または t3.microのインスタンスが750時間/月
- S3(ストレージサービス):5GB/月
「無期限無料」の例
- DynamoDB(NoSQL):25GBのストレージ
- Lambda(サーバーレスコンピューティング):100万件/月、最大320万秒のコンピューティング時間/月
無料期間が過ぎてしまったり、またはうっかりミスで失敗してしまう事もあるので、 よくある(?)やらかし事例を紹介します。
Y.Aさんの例。(2021年10月)
月の中で323時間分、DBを起動しっぱなしで$8.4分かかっていました。 RDS(Relational Database Service)はDBを停止しても8日後に勝手に立ち上がってくる仕様なので気を付けましょう。 ※お金をかけたくないなら「ローカルPC上」 or 「EC2内に立てる」 or 「DynamoDBにする」がおすすめです。
こちらもY.Aさんの例。 2021年4月~6月の3カ月間、毎月約$3.6程度の出費。
Elastic IP(AWS内で使える固定IPアドレス)を取得したまま、放置していたのが原因。 例えばEC2インスタンスに割り当てた場合は無料だが、割り当てていないと$0.005/1時間の料金が発生してしまいます。
- 個人利用で少し触る程度であれば、多少やらかしても数百円程度で済んでいます(今の所)
- 例えば「結構大きめのEC2やRDSのインスタンスを立ち上げたまま放置」等してしまうと痛い目を見ることになります
https://blog.serverworks.co.jp/tech/2020/06/02/hajimetenoaws_budgets/
月あたり$10を予算として設定し、予算の50%、つまり$5以上の課金が発生する場合には個人のメールアドレスに通知が行くように設定をしています。
請求設定という項目があるので、ここで毎月の請求書を自身のメール宛に受け取るようにしています。 また、「無料利用枠」を超えそうになった場合のアラートも受信するようにしています。
▼こういった形で請求が来ます(内訳も分かります)
▼無料利用枠のアラートはこういった形で来ます
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rootユーザーの場合、初期状態ではメールアドレスとパスワードでログインが可能です。 基本的にルートユーザーではなく、権限別に分かれたIAMユーザーを利用することが推奨されています。 (私の場合は2要素認証の有効化+普段使わないので長めのパスワードを設定しています)
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ルートユーザー代わりに、新しくIAMユーザーを発行します。 IAMポリシーと呼ばれる、IAMユーザーやIAMグループに対して権限の付与ができるので、発行したIAMユーザーに対して必要な権限のみ付けておくと良いです
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また、ローカルPCからAWSリソースを操作できるようにするにもIAMユーザーが必要ですが、必要な権限のみ付与する形に留めておく為にも別IAMユーザーとして発行する事をおすすめします。
アカウント保護の為にも、こちらは必ず有効化しておきましょう。 rootアカウントだけでなく、後から発行するアカウントも2要素認証は有効化しておきましょう。
ユーザーの操作ログが残ります。
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-try-36.html
コストや使用状況を表示、分析できるツールです。 EC2のインスタンスサイズ別のコストを閲覧したり、リージョン別の料金等も確認することが出来ます。
私の実施している設定を本日紹介しましたが、他にも設定が推奨されている機能は色々あります。 こちら↓のクラスメソッドさんの記事がよくまとまっているので、アカウント作成の際は是非参考にしてみてください
https://dev.classmethod.jp/articles/aws-1st-step-new-era-reiwa/
Qiita等の記事は取っつきやすいですが、「AWSのマネジメントコンソールのデザインが大きく変わっており、操作感が異なる」「各サービスの仕様やサポートされている機能が変わっている」事が多々ある為、古い二次情報を掴むよりも最初からドキュメントを見た方が、正確な知識を得られます。ざっと眺めるだけでも勉強になります。
AWSが提供するオンラインセミナーです。サービスの概要を知りたい場合にオススメです。 セミナーの資料が非常に分かりやすいです。
サービスの説明を漠然と眺めても中々頭に入ってこないので、活用事例を検索してみると「こういう課題解決の為に使うんだな」と、関連性が見えてくるので個人的にはオススメです。 社内で使われていないようなサービスの場合はJAWS-UG等の勉強会に参加してみると、よりイメージが湧くと思います。
AWSには資格が多数あるので、資格を通して浅く広く知識を得るのもオススメです。