1.4 Usingクラスの使い方

1.4 Usingクラスの使い方

UsingクラスはC#の Using 句のようなクラスの開始及び終了処理を明示的に簡潔に記述できるクラスです。

IUsingインターフェースに対応したクラスはUsingクラスを使用することにより
開始及び終了をマネージメントし、終了漏れを防ぐとともに記述をシンプルにすることができます。
Usingクラス(IUSingインターフェース)に対応しているクラスは以下の通りです。

• NewExcel
• NewWord
• NewPowerPoint
• FormManager
• OneTimeSpeedBooster

Sub Using_Sample()

    'IUsing に対応したクラスを Usingクラスのコンストラクタに
    '指定することにより、開始・終了をマネジメントする。
    
    'NewExcel           ・・別プロセスでExcel起動・終了を行う。
    'OneTimeSpeedBooster・・再計算、ScreenUpdating及びPrintCommunicationなどを
    '                       停止・再開を行う。
    
    'Withで開始処理、End Withで終了処理を行う。C#でのUsing句のような動作を行う。
    With Using.NewInstance(New NewExcel, New OneTimeSpeedBooster)
    
        'この間で処理を行う。
        Debug.Print "Application.ScreenUpdating:" & Application.ScreenUpdating
    
        'Using クラスの引数１つ目のインスタンスを返す。
        Debug.Print .Args(1).GetInstance.Caption
        

    End With
    '終了
    
    Debug.Print "Application.ScreenUpdating:" & Application.ScreenUpdating

End Sub

実行結果

Application.ScreenUpdating:False
Excel
Application.ScreenUpdating:True