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1.背景
日本語版が発売された一つの指輪:指輪物語TRPGは独特の判定システムであるためダイスボットを作成する利得が大きい。にも関わらず、BCDiceにダイスボットが存在しないため、新規にダイスボットを作成する。
2.ダイスボット名
ダイスボット名は基本ルールブックp7のコラムに記載されている名称を使用し、「一つの指輪:指輪物語TRPG2版」、読み仮名はルールに則り「ひとつのゆひわゆひわものかたりTRPG2」とする。
3.方針
人がコマンドを発行するときの利便性に配慮しつつ、チャットパレットで指定しやすいコマンドを作成する。例えば、キャラクター駒の状態チェックボックスをon/offしたとき、コマンドのオプションの有効/無効を指定できるようにする、など。
4.コマンド
The One RingのRinGから文字を取り、主に判定のためのRGコマンドと、Feat Diceから文字をと取り、主に表類のためのFDコマンドの二種類を作成する。
RGコマンドは難易度(n)、技量ダイス数(x)、@で指定する痛打発生値(y)、A(Adjust)で指定する達成値修正(z)、この後に判定に影響を及ぼすPCの状態を表すオプションw、f、i、mを合計4つまで記述可能。また、技量ダイス数や達成値修正は0や未指定を許容し、未指定のときは0を指定されたものとして扱う。痛打発生値省略時には痛打発生判定そのものを行わない。
FDコマンドは修正値(x)、ダイスの有利不利を表すオプションf、iを二つまで記述可能。修正値は0や未指定を許容し、未指定のときは0を指定されたものとして扱う。これはマイナス数も指定可能で、ダイス目を修正するが、「ガンダルフ・ルーン」や「サウロンの目」(両者とも後述)には影響を及ぼさず、最終的な値も1未満になったり10を越えたりはしない。
これらのコマンドのオプションは順不同で指定することが可能で、重複は許容するが、最後に指定された同じオプションが有効となる。
【判定のためのコマンド】
nRG[x][@y][Az][f[1|0]][i[1|0]][w[1|0]][m[1|0]]
【表類のためのコマンド】
FD[x][f[1|0]][i[1|0]]
RGコマンドの判定は1d12の判定ダイスと、指定数だけ振る1d6の技量ダイスに分かれ、出た値の合計が難易度以上なら成功、未満なら失敗となる。判定ダイスの11(「サウロンの目」。0扱い)と12(「ガンダルフ・ルーン」。難易度に関わらず成功)、技量ダイスの6(「成功度アイコン」。成功度上昇と特殊オプション選択が可能)は特殊な扱いとなる。
FDコマンドは表参照のための1d12と、指定された有利、不利、修正値による結果を表示する。
状態オプションはそれぞれ、f:有利(favoured)、i:不利(ill-favoured)、w:疲労(weary)、 m:絶望(miserable)を表す。オプション直後に省略可能なスイッチとして数値を指定可能で、有効(正の整数)無効(0と負の整数)を指定できる。スイッチ省略時のオプションは有効として扱われる。
クリティカル/ファンブルは、ルールブックにその表記がないため、表示することはしない。ただし、成功度アイコン2個以上は原文ではextraordinarily successと表現されるので、そのときはcriticalフラグを立てる。また、ガンダルフ・ルーン(自動成功)がクリティカル扱いではないため、対になる絶望状態でのサウロンの目(自動失敗)も、ファンブルではなく通常失敗とする。
状態の効果は以下の通り。
・有利(favoured):判定ダイスを2個振り、高い値を採用。サウロンの目は0扱い。
不利と相殺。選択された値に◎。
・不利(ill-favoured):判定ダイスを2個振り、低い値を採用。ガンダルフ・ルーンは12扱い。
有利と相殺。選択された値に◎。
・疲労(weary): 技量ダイスの1-3が0扱いとなる。
・絶望(miserable):判定ダイスで「サウロンの目」が出た時に自動的に失敗。
魔術的成功のように判定ダイスを使用せず自動成功となり、成功度を確認するため技量ダイスのみ振るパターンも存在するが、今回はそのためのコマンドやオプションを用意しない。このような状況ではRGコマンドで技量ダイスの6の目だけを確認するか、ユーザ側で技量ダイス分、1d6を振って6の目を数えることで対応してもらうこととする。