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Satyrographos
Satyrographosは、SATySFi用の仮設のパッケージマネージャです。
仮設であるため、「実際のパッケージの管理の処理はOPAMに任せて、『OPAMのパッケージ』として既にインストールされたSATySFiのパッケージファイルを、SATySFiのライブラリルート(デフォルトでは ~/.satysfi
)以下に配置する」という設計になっています。
Satyrographosを利用する場合は、原則的に、SATySFiとSatyrographosを一緒にOPAM経由でインストールすることになります。以下の記事を参照してください。
Simple SATySFi Package Manager
satyrographos SUBCOMMAND
=== subcommands ===
install Install SATySFi runtime
package Install packages (experimental)
package-opam Inspect packages installed in the standard library
(experimental)
pin Manipulate packages (experimental)
status Show status (experimental)
version print version information
help explain a given subcommand (perhaps recursively)
現状ではinstall
以外のコマンドは試験的という扱いです。
satyrographos install
を実行すると、以下のディレクトリにある全てのファイルについて、そのリンクを~/.satysfi/dist
の対応する場所(環境変数SATYSFI_RUNTIME
が設定されていた場合には $SATYSFI_RUNTIME/dist
以下)に配置します。
~/.opam/OCamlバージョン/share/satysfi/任意の名前
※~/.satysfi/dist
は完全に新しい内容に上書きされます。
※ハッシュファイルhash/*.satysfi-hash
は各々中身が統合されます。
Mac OS X や Linux 等、fontconfig を用いている環境においては、-system-font-prefix <system-font-name-prefix>
オプションにより、システムのフォントが SATySFi から使用できるように設定されます。satyrographos install -system-font-prefix 'system:'
とした後、$SATYSFI_RUNTIME/dist/hash/fonts.satysfi-hash
の内容を確認して下さい。
Satyrographosが用意しているOPAMリポジトリである[satyrographos-repo]に既にいくつかのパッケージが登録されています。
※先述の記事に従ってSatyrographosをインストールした場合、satyrographos-repoは既に手元のOPAMに登録されているはずです。
例えば、satysfi-siunitxをインストールしたい場合は以下のコマンドを実行します。
opam install satysfi-siunitx
satyrographos install
OPAM用のパッケージを収めたGitHubのレポジトリからインストールできます。
例えば、na4zagin3/SATySFi-grcnumにあるsatysfi-grcnumをインストールしたい場合は以下のコマンドを実行します。
opam pin add "git+https://github.com/na4zagin3/SATySFi-grcnum.git"
opam install satysfi-grcnum
satyrographos install
Satyrographosパッケージ一覧サイトSatyrographos Packagesをご覧ください。
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- SATySFiコマンド一覧
- Satyrographos(パッケージマネージャ)
- 新しい言語機能の紹介
- 言語機能の構想