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クライアントPython環境構築
- Windows11のネイティブ(WSL2環境ではない)でのMMVC_Clientの実行環境の構築
- Pythonの環境を準備する必要がある
- ONNXを使わずにGPUでの推論を行う場合、CUDAの環境が必要になる
- コマンドラインの操作は基本PowerShellを想定
- CUDAの環境構築(NVIDIAのGPU利用の場合のみ)
- Pythonのインストール
- クライアントのソースを配置
- pipenvをインストール
- MMVC_Clientの実行環境を構築
ONNXではなく従来のGPUでの推論をするにはCUDAの実行環境が必要です。
- NVIDIAドライバ
- NVIDIA CUDAツールキット
- NVIDIA cuDNN の3つをインストールする必要がある。
現在のバージョンではCUDA11.1を利用しているため、下記URLから該当のバージョンをインストールします。
- NVIDIAドライバ
NVIDIA ドライバのダウンロードページ: https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
NVIDIA Geforce RTX30xx STUDIO など、利用GPUの「STUDIO」版 - NVIDIA CUDAツールキット
NVIDIA CUDA ツールキットのダウンロードページ: https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit-archive
CUDA 11.1.1 - NVIDIA cuDNN
NVIDIA cuDNN のページ: https://developer.nvidia.com/rdp/cudnn-archive
cuDNN v8.2.1 for CUDA 11.x
cuDNNのインストールはCUDAツールキットを入れたディレクトリ(C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.1)へzipの中身コピーして環境変数に追加(「CUDNN_PATH」を「C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.1」)することを手で行う必要がある。
Microsoft標準のPython 3.9をインストールします。
- Microsoft Storeで「python」を検索
- 「Python 3.9」を選択
- 「インストール」
適当なフォルダ上で
git clone https://github.com/isletennos/MMVC_Client.git --depth 1
などでクライアントのソースをcloneします。
以降、クライアントのソースが「MMVC_Client」フォルダ内に入っていることとします。
普段pipenvを使われていない場合、pipenvのインストールと環境変数の設定が必要です。
pipenvのインストールで「Path」と「PIPENV_VENV_IN_PROJECT」の設定が必要で、つまづくことが多いのでバッチファイルを用意してあります。
pipenvのインストールは一度だけ行えばよいです。
cd MMVC_Client\python
.\install_pipenv.ps1
「MMVC_Client\python」フォルダ内にてpipenv環境内にMMVC_Clientで利用するモジュールのインストールを行います。
「Pipfile」の内容に従って環境が自動構築されます。
cd MMVC_Client\python
pipenv install
PyAudioだけはpipで素直に入らないのでローカルにファイルをダウンロードして手で入れます。
Archived: Python Extension Packages for Windows - Christoph Gohlke
から、Pythonのバージョン(3.9)に合わせて「PyAudio‑0.2.11‑cp39‑cp39‑win_amd64.whl」をダウンロードします。
その後、ダウンロードしたローカルファイルを指定してpipenv環境内にPyAudioをインストールします。
pipenv run pip install .\PyAudio-0.2.11-cp39-cp39-win_amd64.whl
pipenv shell
(普段anacondaでconda環境に入って利用している場合「conda deactivate」して一度conda環境を抜けてからpipenv環境に入ってください。)
例えば以下のようにpythonでmmvc_clientを実行します。
python python\mmvc_client.py conf\myprofile.conf