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k65miyazakiy/wslg-test

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wslg.exe 雑感

まとめ

  • eclipseおよびplaiadesをインストールしてwslg.exeで起動して簡単に動作させた
  • 起動自体は簡単だが、いくつか落とし穴がある(詳細は後の方)
    • 日本語が文字化けする(当初フォント自体が認識されていない)
    • 日本語入力の特別な設定が必要(IMEが使われないため)
    • Windowsのディスプレイ設定の拡大設定が反映されない(4Kモニタなど利用している場合)

環境

  • Windows 11 Pro 22H2
  • WSL バージョン: 1.0.3.0
  • カーネル バージョン: 5.15.79.1
  • WSLg バージョン: 1.0.47

ディストロ

~$ cat /etc/lsb-release
...
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04.1 LTS"

Eclipse & Plaiadesのインストール・起動

以下のマイクロソフトの手順通り。事前準備はほとんどなく、動確のgeditなどスムーズに起動します。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/tutorials/gui-apps

EclipseもLinux用のtar.gzをDLして適当に置いて、Plaiadesも手順通りに設定すれば問題なく適用されます。

パスを通したらwsl内でeclipseを実行するか、あるいはWindows上からwslg.exe eclipseとコマンドをたたいてもLinuxのGUIのEclipseが立ち上がります。

ただしこの時点では上に記載した通りの問題が残っています。 起動時のワークスペース選択ダイアログはこんな感じです。

文字化けダイアログ

日本語の文字化けの対応

公式ストアからインストールしたUbuntuは完全に英語環境の状態なので、日本語に対応させる必要があります。言語パックのインストールなどもそうですが、Ubuntuのデフォルト環境にはフォントが完全に不足しているので、LANG=ja_JP.utf8など正しく設定しても問題は解消しません。(なので正確には文字"化け"ではない気もします)

この問題の対応は簡単で、Windows/FontsフォルダのフォントをLinux環境に認識させます。

man fonts-conf(5)に記載の通り、/etc/fonts/local.confファイルを作成してdirでフォントフォルダを指定できます。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
    <dir>/mnt/c/Windows/Fonts</dir>
</fontconfig>

https://astherier.com/blog/2021/07/windows11-wsl2-wslg-japanese/

fc-listコマンドでWindows/fonts配下のフォントが読み込まれてたらOKです。ここまでで日本語が適用された状態でeclipseを起動できます。(wslの再起動は必要かもです)

OK

日本語入力の設定

eclipseに限らずgeditなどもそうですが、wslgとして起動したアプリはキー入力もLinuxの設定に従います。なので、日本語入力システムを構築する必要があります。
(クリップボードはホストOSと共有なので最悪コピペで日本語を貼り付けられはしますが・・・)

ArchWikiによるとfcitxがほぼ非推奨扱いになっていたため、動確ではfcitx5mozcの組み合わせを試しました。

インストール、設定の流れはひとつ上のリンクの案内通りですが、ログイン時のfcitx5のデーモン化をうまくできなかったため、一応日本語入力は確認できたものの スムーズな起動には課題アリといった状態でした。手触りとしてはこの日本語入力の設定が難所かなと感じました・・・/ ,' 3  `ヽーっ UIとしてもIMEとは異なってくるので

力尽きて試してないですが、ibusや5でないfcitxとかならもう少し楽だったかもです。

以下、fcitx5がうまく起動したときにeclipseを起動して日本語入力を確認した時のものです。

日本語OK

ここらへん、Ubuntu Japanese RemixがWSLディストロとしてStoreからインストールできれば話が早かったと思いますが、ちょっとなさそうなので現状は素のUbuntu上に設定していく必要がありそうです。

拡大設定

特に4Kモニタなど利用してる場合、Windowsの設定で125%だったり150%に拡大設定していることが多いと思いますが、wslgを利用した場合その設定も無視されるようです。

ちょっとスクショではわかりづらいですが、デフォルトのサイズだと次のような感じになります。この倍率だとEclipseのエディタなどはかなり小さく映る感じです。

倍率無視

調べたところ2つほど対策がありました。

https://hiro20180901.hatenablog.com/entry/2022/02/13/180000#%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%82%92-150-%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E3%81%99%E3%82%8B

  1. gnomeのフォントサイズを拡大する

gnome-tweaksなどの設定ツールより、GUIツールに利用されるフォントサイズを指定でき、これがWSLGアプリにも反映されます。1.5倍を指定したのが次です。

gnome-1.5

  1. wslgの設定からアプリ倍率を指定する

設定は一つ上のサイトの通りです。ただし、フォント倍率での拡大に比べ相当粗いグラフィックになるため、厳しいかなというのが感想です。

wslgconfig-1.5

その他動確

Eclipse自体をゴリゴリ利用した動確は行ってませんが、簡単に動かしてみた限りでは特に引っかかるところはなく、思ったよりも普通に動くなといった感想でした。

プラグインのインストール

plugin

githubからのプロジェクトのコピー

tera1 tera2

実際の活用場面だとあとはビルドツールの兼ね合いや、プロキシ設定がどうか、といったところが課題でしょうか。

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