Skip to content

Pythonインストール

KMY(雪あすか) edited this page Jun 18, 2022 · 21 revisions

本アプリでは、v2.0.0よりKerasと連携したディープラーニング(以降DL)を簡易的に利用できます。利用にはPythonが必要ですが、Python言語の習得は(本アプリでできる範囲を超えて本格的にDLをやる予定がなければ)必要ありません。JavaScriptで十分です。

DLを利用する前に、まずDLは突き詰めると単なる統計学に過ぎず、機械が感情を持ったり人間のような脳を持ったりしないこと、万能ではなくあくまで既存の学問や技術の組み合わせでしかないこと、本気でDLで競馬予想したいのなら予想を遥かに超える知識と努力が必要であることをご理解ください。また本アプリではDLに関して本当に貧弱な機能しか提供しておらず、本格的な学習を行いたい場合は本アプリを離れてPythonやデータ取得方法など自分で学習頂く必要がございます。本アプリにおけるDLはほんのお遊び、入門者向け、子供のおもちゃ程度だとお考えください。

Python 3.8のインストール

簡易的DLの実行には、Pythonの3.7または3.8が必要です。公式サイトからは最新バージョンがダウンロード可能ですが、スルーして「Downloads」→「Windows」を選択します。
なおすでに別のバージョンのPythonをインストールしている場合は、インターネットの記事など検索・参照したりして、3.8と共存できる方法を各自調べてください。

image

大量のリストが表示されますが、検索機能など使って検索して「3.8」で始まるバージョンを探します。

image

画像の場合、リストの最後にある「Windows installer (64-bit)」を選択してください。
ダウンロードしたインストーラを起動すると以下の画面があらわれますが、「Add Python 3.8 to PATH」にチェックを入れてください。入れないとpipが使えません。ただし他のバージョンと共存する場合は、チェックを入れるのがむしろ邪魔な場合もあり、そのときは各自で以下のディレクトリをカレントディレクトリにしたコマンドプロンプトを開き、pipしていただくことになります。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\Programs\Python\Python38\Scripts

image

python38.dllのコピー

python38.dllをアプリのフォルダにコピーする必要があります。
python38.dllはこのディレクトリにあります。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\Programs\Python\Python38\python38.dll

これを、以下のディレクトリにコピーしてください。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\App

関連パッケージのインストール

コマンドプロンプトを開き、以下の4つのパッケージをインストールします。
上2つは必須です。keras-rectified-adamradamを利用する場合、sklearnは決定木出力機能を利用する場合にインストールしてください。

pip install keras
pip install tensorflow
pip install keras-rectified-adam
pip install sklearn

DLでGPUを使うための設定(任意)

そのままですと、DLにはCPUが使われます。GPUを使いたい場合は、以下よりランタイムのダウンロードが必要です。バージョンは11を選択してください。
cudacudnnの両方が必要です。cudnnはダウンロードにたどり着くまでが大変ですが(ユーザー登録と英語のアンケート回答が必要)ネットの記事見たりして頑張ってください。またcudnnでは自己解凍形式(インストーラ)はダウンロードできないので、代わりにZIPをダウンロードして、cudaのインストール先(Program Files/NVIDIA GPU Computing Toolkit/CUDA/v11.7に上書きしてください。

https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit
https://developer.nvidia.com/cudnn

決定木(dotファイル)を可視化するWebツール

このサイトの左側のエディタにdotファイルの中身を貼り付ければ、決定木が見られます。

http://viz-js.com/

モデル設定を行うスクリプトファイル

学習、予測にはモデルの設定が必要です。以下の場所にファイルを作成します。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\script\mlconfigure.js

ここにモデルの設定を記述します。サンプルは同じディレクトリにあるmlconfigure_sample.jsにありますので、参考にしてください。

機械学習のサンプル

サンプルファイルが以下にあります。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\script\index_sample_ml.js

大体の流れ

  1. スクリプト一括実行によりトレーニング(トレーニングは一括実行でないとできません)
  2. 個別レース画面でスクリプト実行して予測

1つのスクリプトをトレーニングと予測の2用途に使い回せるよう設計しています。(サンプルプログラムでは一括実行時にトレーニングを行うことが前提になっていますが、一括実行時に予測するプログラムを組むこともできます)

FAQ

機械学習トレーニングしたのに予測ができない

トレーニングでエラーが発生している可能性があります。トレーニングした直後に以下のコマンドを実行して、エラーメッセージを確認してください。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\App\KmyKeiba.ML.exe training プロファイル名

または、以下のファイルにエラーメッセージが出力されている場合がありますので、確認してください。

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\ml\error.txt

機械学習データファイルの場所

C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\ml