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Pythonインストール
本アプリでは、v2.0.0よりKerasと連携したディープラーニング(以降DL)を簡易的に利用できます。利用にはPythonが必要ですが、Python言語の習得は(本アプリでできる範囲を超えて本格的にDLをやる予定がなければ)必要ありません。JavaScriptで十分です。
DLを利用する前に、まずDLは突き詰めると単なる統計学に過ぎず、機械が感情を持ったり人間のような脳を持ったりしないこと、万能ではなくあくまで既存の学問や技術の組み合わせでしかないこと、本気でDLで競馬予想したいのなら予想を遥かに超える知識と努力が必要であることをご理解ください。また本アプリではDLに関して本当に貧弱な機能しか提供しておらず、本格的な学習を行いたい場合は本アプリを離れてPythonやデータ取得方法など自分で学習頂く必要がございます。本アプリにおけるDLはほんのお遊び、入門者向け、子供のおもちゃ程度だとお考えください。
簡易的DLの実行には、Pythonの3.7または3.8が必要です。公式サイトからは最新バージョンがダウンロード可能ですが、スルーして「Downloads」→「Windows」を選択します。
なおすでに別のバージョンのPythonをインストールしている場合は、インターネットの記事など検索・参照したりして、3.8と共存できる方法を各自調べてください。
大量のリストが表示されますが、検索機能など使って検索して「3.8」で始まるバージョンを探します。
画像の場合、リストの最後にある「Windows installer (64-bit)」を選択してください。
ダウンロードしたインストーラを起動すると以下の画面があらわれますが、「Add Python 3.8 to PATH」にチェックを入れてください。入れないとpip
が使えません。ただし他のバージョンと共存する場合は、チェックを入れるのがむしろ邪魔な場合もあり、そのときは各自で以下のディレクトリをカレントディレクトリにしたコマンドプロンプトを開き、pip
していただくことになります。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\Programs\Python\Python38\Scripts
python38.dll
をアプリのフォルダにコピーする必要があります。
python38.dll
はこのディレクトリにあります。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\Programs\Python\Python38\python38.dll
これを、以下のディレクトリにコピーしてください。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\App
コマンドプロンプトを開き、以下の4つのパッケージをインストールします。
上2つは必須です。keras-rectified-adam
はradam
を利用する場合、sklearn
は決定木出力機能を利用する場合にインストールしてください。
pip install keras
pip install tensorflow
pip install keras-rectified-adam
pip install sklearn
そのままですと、DLにはCPUが使われます。GPUを使いたい場合は、以下よりランタイムのダウンロードが必要です。バージョンは11を選択してください。
cuda
とcudnn
の両方が必要です。cudnn
はダウンロードにたどり着くまでが大変ですが(ユーザー登録と英語のアンケート回答が必要)ネットの記事見たりして頑張ってください。またcudnn
では自己解凍形式(インストーラ)はダウンロードできないので、代わりにZIPをダウンロードして、cuda
のインストール先(Program Files/NVIDIA GPU Computing Toolkit/CUDA/v11.7
に上書きしてください。
https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit
https://developer.nvidia.com/cudnn
このサイトの左側のエディタにdotファイルの中身を貼り付ければ、決定木が見られます。
学習、予測にはモデルの設定が必要です。以下の場所にファイルを作成します。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\script\mlconfigure.js
ここにモデルの設定を記述します。サンプルは同じディレクトリにあるmlconfigure_sample.js
にありますので、参考にしてください。
サンプルファイルが以下にあります。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\script\index_sample_ml.js
- スクリプト一括実行によりトレーニング(トレーニングは一括実行でないとできません)
- 個別レース画面でスクリプト実行して予測
1つのスクリプトをトレーニングと予測の2用途に使い回せるよう設計しています。(サンプルプログラムでは一括実行時にトレーニングを行うことが前提になっていますが、一括実行時に予測するプログラムを組むこともできます)
トレーニングでエラーが発生している可能性があります。トレーニングした直後に以下のコマンドを実行して、エラーメッセージを確認してください。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\App\KmyKeiba.ML.exe training プロファイル名
または、以下のファイルにエラーメッセージが出力されている場合がありますので、確認してください。
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\ml\error.txt
C:\Users\[User Name]\AppData\Local\KMYsofts\KMYKeiba\ml