Azure Pipelinesの除外パス指定が機能していなかったのを修正する

[sanomari]

PR の目的

タイトル通りです。

カテゴリ

• ビルド関連
  • Azure Pipelines
  • GitHub Actions

PR の背景

#1494 (comment) を参照してください。

新しいGitHub Actionsのワークフローを追加するPRに対して、Azure PipelinesのPRビルドが走っています。

GitHub Actionsのワークフローを変更してもAzure Pipelinesのビルドには影響しないので、除外しておくのが正しいように思います。 #1498 で既存コードをコピペしたところ機能しなかったので再対応します。

PR のメリット

変更対象がGitHub Actionsのワークフロー定義だけのPRに対してAzure PipelinesのPRビルドが走らなくなります。

PR のデメリット (トレードオフとかあれば)

.github/以外の除外パスについては対処しません。

仕様・動作説明

サクラエディタの仕様・機能を変更しないPRです。

変更対象(YAML)の仕様については公式サイトを参照してください。
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/devops/pipelines/yaml-schema?view=azure-devops&tabs=schema%2Cparameter-schema#triggers

明記されていませんが、AppveyorともGitHub Actionsとも異なる仕様があるようです。

• パスに指定できるのは、英字で始まる相対パスです。
• パスの一部に*記号を入れることでパターンを指定できます。
  GitHub Actionsと異なり*を含むパターンを引用符でくくる必要はありません。
  つまり既存コードにある'**/*.md'も機能していません。
• .github/workflows/*.yml と書いた場合、変更は除外されますが追加・削除は除外されません。
  .github/*と書くことにより、.github/workflows/フォルダへの追加・削除が除外されます。

PR の影響範囲

• Azure PipelinesのPRビルドに影響します。
  変更対象がGitHub Actionsのワークフロー定義だけのPR/マージに対してビルドが走らなくなります。

テスト内容

別リポジトリで.github/workflows/配下のファイル変更とファイル追加を行い、問題なく除外パスが機能することを確認しました。

関連 issue, PR

#1498
#1494
#1259

参考資料

[berryzplus]

問題があるようには見えません。

結局、動かしてみないと分からなかったってことですね。