Visual Studio 2022を使用したローカルビルドに対応する

[ghost]

PR の目的

タイトルの通りです。

カテゴリ

• 機能追加
• ビルド関連
  • ローカルビルド

PR の背景

#1755

PR のメリット

Visual Studio 2022でビルドができるようになります。

PR のデメリット (トレードオフとかあれば)

ビルド成果物の動作確認中のため、CI対応は後程別のPRで対応します。
それまではVS2019とVS2022の双方でビルドできるコードかどうかを検証できないと思います。

仕様・動作説明

ソリューションの設定ファイルへツールセットとSDKのバージョン指定を追記したのと、ビルドツールの探索を行うバッチファイルで「2022」及び「17」を引数に指定できるようにしました。

なお、find-tools.batの以下の部分はVS2017に付属するvswhereコマンドが意図通りに機能しない場合のフォールバックだと考えられることから変更していません。

sakura/tools/find-tools.bat

Lines 231 to 232 in f095569

	:find_msbuild_legacy
	for /f "usebackq delims=" %%d in (`"%CMD_VSWHERE%" -requires Microsoft.Component.MSBuild -property installationPath -version [15^,16^)`) do (

なお、本年4月中に予定されている.NET Framework 4.6.1以前のサポート終了によるものだとは思いますが、Visual Studio 2022には.NET Framework 4.6.1 Targeting Packが含まれなくなります。
このためヘルプファイルのビルドができなくなりますので、あらかじめ #1756 で2017～2022間で共通して利用できる.NET Framework 4.7.2への再ターゲットを実施済みです。

PR の影響範囲

既存のビルド処理（VS上・コマンドラインとも）に影響します。

テスト内容

• ローカル環境にインストールしたVisual Studio 2022でsakura.slnを開き、ビルドが通ること。
• build-sln.batを使用したコマンドラインビルドが成功すること。
• find-tools.batでVS2022のMSBuildを発見できること。

関連 issue, PR

#1752 … Azure Pipelinesにおいて、Windows Server 2016（VS2017-Win2016）で動いているジョブをWindows Server 2022（windows-2022）に移す場合はfind-tools.batの変更が必要になります。

参考資料

• Visual Studio workload and component IDs
• .NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022

[ghost]

どうしてもVS2022を使いたいんだとかであれば別ですが。

そう言われれば、その通りです。
PRの説明にもある通り困っているので、投稿しています。
ぜひよろしくお願いします

Originally posted by @dep5 in #1755 (comment)

…とのことなので手持ちを出しておきます。

[sonarqubecloud]

Kudos, SonarCloud Quality Gate passed!   

0 Bugs
0 Vulnerabilities
0 Security Hotspots
0 Code Smells

No Coverage information
No Duplication information

[AppVeyorBot]

✅ Build sakura 1.0.3992 completed (commit 21446300d5 by @kazasaku)

[berryzplus]

vs2022対応としてはこの内容で十分だと思います。
#1763 は関係ない変更を含んでいるので、
一度これで入れるのが分かりやすいのではないかと。

[ghost]

それではいったんこの内容でマージします。
何かありましたらご連絡ください。