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Takeshi HASEGAWA edited this page Oct 26, 2015 · 16 revisions

キャプチャデバイス

HDMI キャプチャ機器

本ページは IkaLog 利用のために新たに HDMI キャプチャ機器の購入を 検討されている方向けに、キャプチャ機器の選び方と動作実績がある型番を 紹介します。

おことわり

HDMI キャプチャ環境の構築は相性問題なども発生しやすいです。 「本ページで紹介されている型番を導入してもうまく動作しなかった」 という場合でも責任は負いかねますので、あくまで自己責任で検討してください。


## 動作報告があったキャプチャデバイス

Windows 環境の IkaLog / IkaLog GUI 版との組み合わせ報告があったキャプチャ機器を紹介します。

ビデオキャプチャデバイスは PCIe/USB3.0 ともに相性問題が発生しやすい製品です。 USB3.0 のキャプチャデバイスを新規購入する場合は、コンピュータの USB3.0 コントローラとの 相性問題がないかメーカーサイトなどでよく確認してください。

メーカーによっては相性問題が発生しやすいことを理由に十分なサポートを提供しない場合が あります。購入時には、ツクモ電気の交換保証サービス、 クレジットカード会社のショッピングプロテクションなどの利用するなど自衛することを おすすめします。

推奨 メーカー 型番 仕様 備考
AVerMedia AVT-C875 1080p 60fps USB 3.0 接続タイプ
Stream Engine のインストールが必要。ビットレート 60.0Mbps に指定
デバイス名 "LGP Stream Engine"
ハードウェア MPEG エンコーダ搭載機
利用例 AVT-C875でスプラトゥーンをキャプチャしてみたメモ(IkaLogとWebRTC)
BlackMagic Design Intensity Pro 720p 59.94fps
1080i 59.94fps
デバイス名 "Decklink Video Capture"
PCIe 接続タイプ
マイコンソフト X-CAPTURE 1 1080p 60fps デバイス名 "???(TBD)"
USB 3.0 接続タイプ
Twitter 上でアマレコ経由?の動作報告あり
サンコー HDMVC4UC 1080p 30fps PCIe 拡張カードタイプ
デバイス名 "???(TBD)"
入力画像にズレあり(左に2px)。 offset パラメータ = (2,0)
CELSUS REGIA ONE 1080i PCIe 拡張カードタイプ
デバイス名 "???(TBD)"
入力画像にズレあり(左に2px)。 offset パラメータ = (2,0)
ドリキャプ HC-HD1 720p 30fps PCIe 拡張カードタイプ
デバイス名 "7160 HD Capture (Path1)"
IkaLog 開発に利用
SKNET SK-MVXU3R 1080p 60fps デバイス名 "MonsterX U3.0R Capture"
USB 3.0 接続タイプ
IkaLog 開発に利用
アマレコを介して接続確認
SKNET SK-MVX3A 1080p 24fps PCIe 拡張カードタイプ
デバイス名 "SKNET MonsterX3 HD Capture (Path0)"
Twitter上で動作報告あり
SKNET SK-MVX3 1080p 24fps PCIe 拡張カードタイプ
デバイス名 "SKNET MonsterX3 HD Capture (Path0)"
入力画像が全体的に明るめの傾向

Mac環境の IkaLog との組み合わせ報告があったキャプチャ機器を紹介します。

推奨 メーカー 型番 仕様 備考
Black Magic
Design
UltraStudio Mini Recorder 1080p30fps
1080i 60fps
720p 60fps
Thunderbolt 接続タイプ
AVFoundation Input を利用

## IkaLog で使える HDMI キャプチャ機器の条件

Windows 環境で動作する IkaLog (IkaLog GUI)と組み合わせるHDMIキャプチャは下記の条件を満たす必要があります。

必須条件

  • Windows で動作すること。
  • 32bit 版 DirectShow フィルタドライバが提供されていること。
  • OpenCV からデバイスが制御できること。

推奨条件

  • HDMI キャプチャ内容がおかしい(例:左右フチのドットがかけている、など)は誤認識の原因になります。新しく購入することはあまりオススメしません。
  • HDMI パススルー機能を搭載しており、 PC に入力しながら他の TV やディスプレイに映して プレイできるものがオススメ。
    (もしくは HDMI スプリッタを併用する)
  • MPEG 圧縮などを行わず、オリジナル映像に忠実なデータを入力できること。
    お店の POP などでは「ソフトウェアエンコード」と書かれている場合があります

※ 強者は Linux 環境上で OpenCV に別途パッチを当てて BMD の Intensity Pro と組み合わせて動かしていたりもするようです。 (O_O)

「ソフトウェアエンコード」と「ハードウェアエンコード」

ソフトウェアエンコード などとお店などで紹介されているタイプの HDMI キャプチャ機器は、 HDMI からの入力信号を、各ドット、できるだけそのままコンピュータに入力します。コンピュータで 録画する場合は、このデータをそのまま(非圧縮形式で)保存したり、ソフトウェアベースのコーデック を利用してエンコードすることを想定した製品です。

  • エンコードまで含めて行うと、コンピュータへの負荷は大きい
  • 遅延が最小限
  • エンコードされていないためオリジナルに割と忠実なデータが入力される

これに対して、 ハードウェアエンコード などと紹介されているものは HDMI キャプチャ機器が MPEG エンコーダの LSI を搭載しており、コンピュータには MPEG エンコードされたデータが 入力されます。(.MP4 ファイルがデバイスからPCに届くようなものと考えてください)

  • (録画に使うなら)コンピュータがエンコードしなくてよいため、性能の低いコンピュータでも使える
  • 数秒レベルの遅延がある
  • エンコードの課程で画像が劣化する

IkaLog の場合は前者のソフトウェアエンコード方式のデバイスをおすすめします。

  • 遅延が少ない
  • 入力画像がより忠実であり IkaLog が誤動作しにくい