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Release tmux-eaw-appimage v3.3a_54

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@z80oolong z80oolong released this 26 Jan 07:47
· 12 commits to master since this release

tmux-eaw-appimage -- EAW 対応 tmux を起動する AppImage パッケージファイル作成用の Vagrantfile

概要

tmux 2.6 以降において、 Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題が発生しています。

このリポジトリは、端末多重化ソフトウェアである tmux において、Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正するための差分ファイルを適用した tmux を起動する AppImage パッケージファイルを生成するための Vagrant 仮想環境を構築する Vagrantfile 等を含むリポジトリです。

即ち、本リポジトリに含まれる Vagrantfile によって構築される仮想環境は、 "East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル" を適用した端末多重化ソフトウェアである tmux を起動するための AppImage パッケージファイルを生成する為の仮想環境です。

本リポジトリ及び本リポジトリで生成される仮想環境の詳細な使用法については、リポジトリ内の README.md を参照して下さい。

なお本ページでは、 "East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル" を適用した端末多重化ソフトウェアである tmux の最新の安定版である tmux 3.3a を起動するための AppImage パッケージファイル も併せて配布しています。

AppImage パッケージファイルの使用法

まず、ビルド済の AppImage パッケージファイル である tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage を本ページよりダウンロードします。

この AppImage パッケージファイル tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage を、以下の通りにして実行権限を付与し、環境変数 PATH が示すディレクトリに配置します。

そして、 tmux-eaw-3.3-x86_64.AppImage から tmux にシンボリックリンクを貼ると、コマンドラインから tmux と入力することで、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルを適用した tmux が起動します。

  $ chmod u+x ./tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage
  $ install -v ./tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage /usr/local/bin    # (一例として /usr/local/bin 以下に導入する場合を示す。)
  $ cd /usr/local/bin
  $ sudo ln -sf tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage tmux
  ...
  $ tmux
  ...

ここで、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルが適用された tmux の使用法の詳細については、 "tmux 2.5 以降において East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する" を参照して下さい。

なお、本ページで配布されている tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage の sha256 ハッシュ値を以下に示します。

b601e8bc5a0cdfa759ef1de930984277a60d15ed898c03c9cb79f32a7e4b610b  tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage

変更点

安定版の tmux の Formula 同梱の AppImage パッケージファイルに glibc.so.6 及び ld_linux*.so が参照する環境変数の設定の不備により、起動に障害が発生した問題を修正し、 AppImage パッケージファイルの再構築を行いました。

また、安定版の tmux の Formula の修正による一部の依存ライブラリの変更に伴い、 AppImage パッケージファイルの再構築を行いました。

前の版より、 AppImage を構築するための仮想環境を qemu-kvm より、 lxc ベースのものに変更しました。そして、ホスト OS と仮想環境間のファイル共有を rsync を用いたものに変更しました。

また、 Homebrew でビルドした tmux を正常に動作させる為に、 AppImage パッケージファイルに glibc.so.6 及び ld_linux*.so を同梱しております。

なお前々版より、本リポジトリの仮想環境より旧安定版と最新の安定版及び最新の HEAD 版の AppImage パッケージファイルを一括でビルドする方式を改め、単独の安定版および HEAD 版を生成するように Vagrantfile を大幅に変更しました。また、前述の通り、本ページにおいて配布される AppImage ファイルは、安定版の tmux-eaw-3.3a-x86_64.AppImage となります。

なお今後は、安定版の AppImage パッケージに関しては差分ファイルが更新されたときにのみ、逐次更新致します。

謝辞

tmux に適用するための East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイル の作成にあたって、以下の各氏の協力及びソースコードの参考を得ました。以下の各氏に心より感謝致します。

最後に、 tmux の作者である Nicholas Marriott 氏を初めとする tmux の開発コミュニティ及び tmux に関わる全ての人々に心より感謝致します。

使用条件

本リポジトリは、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルを適用した端末多重化ソフトウェア tmux を起動するための AppImage ファイルを生成するための Vagrantfile 等を含むリポジトリであり、以下の各氏が著作権を有し、 MIT ライセンス に基づいて配布されるものとします。

本リポジトリの使用条件の詳細については、本リポジトリに同梱する LICENSE を参照して下さい。

また、本ページにて配布している AppImage ファイルは、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルを適用した端末多重化ソフトウェア tmux を起動するためのビルド済み AppImage ファイルであり、以下に述べる各氏が著作権を有し、tmux のライセンスと同様である ISC License に基づいて配布されるものとします。

本ページにて配布している AppImage ファイルの使用条件の詳細については、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルライセンスファイル LICENSE を参照して下さい。