Skip to content

5.2 モータードライバをくわしく

Hiroaki Kawashima edited this page Aug 19, 2018 · 3 revisions

モータードライバのくわしいつなぎ方やしくみ

モータードライバのつなぎ方

SparkFunとPololuのモータードライバの基板(ブレークアウト)は、少しピン(端子)の配置が違うので、下の図にまとめておきます。

tb6612fng

(赤と緑の基板の画像はそれぞれSparkFunとPololuのウェブページより)

どちらもモーターAとモーターBの2つを制御できます。

  • モーターの回転方向を変えるために、それぞれのモーターで2つずつ、モータードライバICへの入力が必要です。(micro:bitのデジタル出力につなぐ。回転方向が固定でよいなら、一方をmicro:bitの3V端子、もう一方をGND端子につなぐ。)
    • モーターAの回転方向: AI1, AI2 (Pololuでは AIN1, AIN2)
    • モーターBの回転方向: BI1, BI2 (Pololuでは BIN1, BIN2)
  • モーターの回転速度を変えるために、それぞれのモーターで1つずつ、モータードライバICへの入力が必要です。(micro:bitのアナログ出力につなぐ。)
    • モーターAの回転速度: PWMA
    • モーターBの回転速度: PWMB
  • モーターに与えるための電圧が、モータードライバのICから出力されますが、それぞれのモーターで2つずつ端子(ピン)があります。
    • モーターAへの電圧: A01, A02 (Pololuでは AO1, AO2)
    • モーターBへの電圧: B01, B02 (Pololuでは BO1, BO2)
  • モーター用の電圧と、IC用の電圧を別の端子につなげる必要があるので注意してください。
    • モーター用の電圧: モーター用の電池のプラスをVM (Pololuでは VMOT)、マイナスをGND
    • IC用の電圧: micro:bit用の電池のプラスをVCC、マイナスをGND

電池の電圧とモーターの電圧

電池を3Vもしくは4.5V分用意します。それぞれ1.5Vの乾電池を2本、もしくは3本直列につなぎます。充電式の乾電池は1.2Vなので、3本ぐらいがいいでしょう。

よく出回っているモーターは 3Vぐらいまでの電圧が適切なものがあります。乾電池3本を使う場合は、micro:bitのアナログ出力の値を255まで使わない方がよいでしょう。

  • 1.5V乾電池を3本を使う場合は 170ぐらいまで
  • 1.2Vの充電式乾電池3本の場合は220ぐらいまで

micro:bit の出力端子

回転方向を決めるためにmicro:bitのデジタル出力、回転速度を決めるのにアナログ出力を使います。

モーターの回転方向を固定しておき、回転速度だけプログラムで制御するならば、micro:bitの出力端子は2つあればいいですが、回転方向も途中で変えるには、出力端子は0, 1, 2番だけでは不足します。

モータードライバ回路のしくみ

モーターを動かすための電池や回路を別に用意します。この電池がモーターに必要な電流を十分に流してくれます。 ところがそのままでは制御(せいぎょ、コントロール)ができません。

  • モーターの回転のオン・オフや、回転方向を逆にするには、スイッチが必要になります。
  • 電池の電圧は一定ですが、回転速度を変えるには電圧を変える必要があります。

このスイッチと電圧調整の役割をしてくれるのが、モータードライバという回路です。 モータードライバに micro:bit をつなげておけば、micro:bitを通じてモータードライバをプログラムで制御できるので、普通のスイッチのように、手で切り替える必要がなくなります。micro:bit の Bluetoothを使えば、PCからリモコンでモーターを制御できます。

モータードライバ回路

(作成中)

モーター、フルブリッジなどで検索してみよう。