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Developer Boards
現在このプロジェクトのメンバーで実際に使用しているか対象として検討している各 SoC (MPU, Application Processor) とその評価ボードと入手先をまとめています。各チップベンダーで提供するリファレンス評価ボードをメインに、入手性や価格も考慮してそれ以外のボードも含めています。
但し、Gecko を商用組み込み製品で採用しやすい形で提供することが目的であるため、高性能で低価格なボードであってもプロトタイプやホビー用途向けの SBC など、製品開発時に採用が難しい SoC を用いたボードや、Yocto Project (Open Embedded) の BSP が提供されていないボードは対象外とします。
組み込み製品で幅広く採用されている NXP (Freescale) の i.MX アプリケーションプロセッサの情報をまとめます。
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i.MX Applications Processors
- i.MX 6 Series Applications Processors
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i.MX 7 Series Applications Processors
- 低消費電力 IoT 向け。純粋な性能としては Coretex-A9 の i.MX6 シリーズの方が高い
- IMXLINUX: Embedded Linux for i.MX Applications Processors
- i.MX @ Wikipedia(en), i.MX @ Wikipedia(ja)
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- CPU: Cortex-A7 up to 528MHz
- GPU なし
- Parallel LCD Display up to WXGA (1366x768)
- 評価ボード: MCIMX6UL-EVK: i.MX6 UltraLite Evaluation Kit - $150, 2万円弱くらい
- Expansion port として Arduino header もある
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- CPU: Coretex-A9 up to 1GHz
- GPU 3D: Vivante GC880 - 35Mtri/s 266Mpxl/s Open GL ES 2.0
- GPU 2D (Vector Graphics) Emulated on GPU 3D
- GPU 2D (Composition) - Vivante GC320 - 600Mpxl/s, BLIT
- 搭載ボード: Wandboard (WBSOLO) - Wiki - $79
- WandBoard (WBSOLO) 入手先: Digi-Key
- RAM 512MB
- GPIO/I2C などのピン配置はユーザガイド の P7 に記載。GPIO ピンの配置は Wiki にも記載あり
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- CPU: 2x Cortex-A9 up to 1GHz
- GPU 3D: Vivante GC880 - 35Mtri/s 266Mpxl/s Open GL ES 2.0
- GPU 2D(Vector Graphics) - Emulated on GPU 3D
- GPU 2D(Composition) - Vivante GC320 - 600Mpxl/s, BLIT
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公式評価ボード: SABRE Platform for Smart Devices
- このプロジェクトの i.MX シリーズ対応開発のメインで使用しているボードです。
- 搭載ボード: Wandboard (WBDUAL) - Wiki - $99
- WandBoard (WBDUAL) 入手先: Digi-Key - 本プロジェクトではまだ利用していません (貢献者募集中)
- RAM 1GB
- WiFi/Bluetooth にも対応しているが技適は通してないので注意 (技適通過ボードとしては ConnectCore 6 などがあるが本プロジェクトでは未対応)
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- CPU: 2x Cortex-A9 up to 1.2GHz
- GPU 3D: Vivante GC2000 - 200Mtri/s 1000Mpxl/s, OpenGL ES 3.0 & Halti, CL EP
- GPU 2D (Vector Graphics): Vivante GC355 - 300Mpxl/s, OpenVG 1.1
- GPU 2D (Composition): Vivante GC320 - 600Mpxl/s, BLIT
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- CPU: 4x Cortex-A9 up to 1.2 GHz
- GPU 3D: Vivante GC2000 - 200Mtri/s 1000Mpxl/s, OpenGL ES 3.0 & Halti, CL EP
- GPU 2D(Vector Graphics): Vivante GC355 - 300Mpxl/s, OpenVG 1.1
- GPU 2D(Composition): Vivante GC320 - 600Mpxl/s, BLIT
- 搭載ボード: Wandboard (WBQUAD) - Wiki - $129
- WandBoard (WBQUAD) 入手先: Digi-Key - 本プロジェクトではまだ利用していません (貢献者募集中)
- RAM 2GB
- WiFi/Bluetooth にも対応しているが技適は通してないので注意 (技適通過ボードとしては ConnectCore 6 などがあるが本プロジェクトでは未対応)
- GPIO/I2C などのピン配置はユーザガイド (Quad 用) の P7 に記載。GPIO ピンの配置は Wiki にも記載あり
- 使い方やビルドなどが書かれた記事も参照: Wandboard Quad Unboxing, Getting Started with Android and Linux (via The Yocto Project)
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i.MX7S: i.MX 7Solo
- CPU: Cortex-A7 1GHz and Cortex-M4 266MHz
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i.MX7D: i.MX 7Dual Processors
- CPU: Cortex-A7 1GHz dual and Cortex-M4 266MHz
- 搭載ボード: Armadillo-X1 - 製品向け量産ボード (開発中)
- RAM 512MB
- タッチパネル
- 搭載ボード: i.MX7 96Boards - 発表済みだが 2016/09 現在で未発売
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i.MX8
- CPU: ARM Cortex-A53 quad and ARM Cortex-A72 dual and Cortex-M4F dual
一般には Qualcomm の SoC はスマホやタブレット市場向けですが、一部 IoT や Embedded 向けと謳われているものがあり、ここではそれらの情報をまとめます。本プロジェクトは現時点では Snapdragon シリーズでの最適化・安定化などには注力しておりませんが、96Boards のみ Project Onyx として一部プロトタイピング環境や Node との組み合わせ部分の開発環境として利用しています。
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Snapdragon for Embedded
- Qualcomm Snapdragon Embedded Solutions (紹介スライド)
- Embedded Computing (組み込み採用事例など)
- 2014 年当初は Snapdragon 410/600 が Amazon Fire TV (STB), LyveHome (Media Storage) など AOSP ベースのモノから採用
- 2014 年 6 月に Linaro と QR-Linux による Linux サポートも開始
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- CPU: Cortex-A53 1.2GHz quad core
- GPU: Adreno 306 400MHz
- 開発ボード: Dragon Board 410c
- Qualcomm Snapdragon 400 シリーズで最初にリリースされた開発ボード。Linaro 96Boards の一つであり、詳細はそちらの項目を参照。
- その他のボードは Snapdragon 410 のページ を参照
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- CPU: ~1.9GHz Krait 300 quad core (Cortex-A15 対抗のコア)
- GPU: Adreno 320
- 開発ボードは Snapdragon 600 のページ を参照
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Snapdragon 800
- CPU: ~2.3GHz Krait 400 quad-core
- GPU: Adreno330
- 開発ボードは Dragon Board 800 のページ を参照
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Snapdragon 810
- CPU: octa-core
- GPU: Adreno 430
- 開発ボードは Dragon Board 810 のページ を参照
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Snapdragon 810
- CPU: 2.2GHz Kryo quad-core
- GPU: Adreno 530
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- Snapdragon 800, 810 以外にも 805, 820 などのボードがある。なお、Qualcomm の SoC は他のベンダーのものに比べて組み込みでも比較的ハイエンド向けの需要が高い (というかハイエンド向けの需要は Snapdragon に集中している)。
Renesas Electronics がオープン OS や 3D グラフィックス、FullHD ビデオコーデックが必要な機器向けに設計した高機能プロセッサ RZ/G プロセッサの情報をまとめます。
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RZ シリーズ (ファミリ)
- FullHD サポート
- 画像表示 + 3D、動画対応
- Linux BSP: http://elinux.org/RZ-G
- U-Boot、Kernel、ルートファイルシステムはYocto Projectを利用して提供されます
- Kernelバージョン:LTSI-3.10
- RZ/G1,2 各グループ内の製品は性能レンジの下から RZ/GxE (Economical), RZ/GxN, RZ/GxM (Mid-Range), RZ/GxH (Highest Performance) という命名規則になっている
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- CPU: Cortex-A7 1.0GHz dual
- GPU: PowerVR SGX531 260MHz
- USB2.0, Gigabit Ethernet, CAN, GPIO, HDMI, LVDS
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開発キット: iWave RZ/G1C-PF 開発キット
- Renesas Marketplace: iWave RZ/G1C-PF開発セット
- Raspberry Pi と一部コネクタの配置や 40pin I/O 拡張コネクタが共通化されているカードサイズボード (85mm x 56mm)
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- CPU: Cortex-A7 1.0GHz dual
- GPU: PowerVR SGX540 260MHz
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公式評価ボード (Starter Kit): RZ/G1E-SK = ISLAY
- Starter Kit 入手先: Digi-Key - English Page - $300 程度
- ドライバが評価版になっており 3 時間以上連続起動できないことに注意 (issue #11)
- 外部タッチパネル: LCD-KIT-B01 - 2.5 万円くらい
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開発キット: iWave RZ/G1E-PF 開発キット (iW-RainboW-G22D-SODIMM) - English Page
- Renesas Marketplace: iWave RZ/G1E 開発セット
- Memory 512MB, 4.3 インチタッチパネルの解像度は 480x272
- 廉価版ボード: LCB SILK - 本プロジェクトではまだ利用していません (貢献者募集中)
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- CPU: Cortex-A15 1.5GHz Dual
- GPU: PowerVR SGX544MP2 dual 312MHz
- NOTE: 発熱が大きめでヒートシンクを大きくするかファンが必要になることがある
- **開発キット: iWave RZ/G1N-PF 開発キット
- Renesas Marketplace: iWave RZ/G1N 開発セット
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- CPU: Cortex-A15 1.5GHz dual
- GPU: PowerVR SGX544MP2 dual 520MHz
- NOTE: 発熱が大きめでヒートシンクを大きくするかファンが必要になることがある
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公式評価ボード (スターターキット): RZ/G1M-SK = HIGHLAND
- ドライバが評価版になっており 3 時間以上連続起動できないことに注意 (issue #11)
- Starter Kit 入手先: Digi-Key - English Page - $400 程度
- 評価ボード: Armadillo-EVA 1500
- Armadillo-EVA 1500 入手先リンク集 - 10万円くらい
- Armadillo シリーズは製品用の量産ボード、Armadillo-EVA シリーズは SoC の評価ボード
- Yocto レシピは別途 DVD を請求する必要があるようです。
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開発キット: iWave RZ/G1M Q7 開発キット (RainboW-G20D Q7) - English Page
- Renesas Marketplace: iWave RZ/G1M 開発セット
- このプロジェクトの RZ/G シリーズ対応開発のメインで使用しているボードです
- Memory 1GB, 7' タッチパネルの解像度は 800x480 と低め
- 展示会などでのデモを見せるためのボードとして利用
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- CPU: Cortex-A15 1.4GHz quad + Cortex-A7 780MHz quad
- GPU: PowerVR G6400 520MHz
- **開発キット: iWave RZ/G1H-PF Q7 開発キット
- Renesas Marketplace: iWave RZ/G1H 開発セット
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(RZ/G2 64-BIT MPUs with VERIFIED LINUX PACKAGE (チラシ PDF)](https://www.renesas.com/jp/ja/doc/products/mpumcu/doc/rz/r01pf0174jj0100-rzg2.pdf)
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- CPU: Cortex-A53 1.2GHz dual
- CPU は Raspberry Pi 3B と同じコア (コア数は半分)
- GPU: PowerVR GE8300 600MHz
- GPU は Raspberry Pi 3B (VideoCore-IV) より高性能
- 公式サポート解像度は 1280x720 までであることに注意
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開発キット: シリコンリナックス RZ/G2E Reference board (ek874)
- Renesas Marketplace: シリコンリナックス RZ/G2E Reference board (ek874)
- 2GB DDR3L
- ek874 は開発ツール同梱キットで量産品の型番は cat874
- CPU: Cortex-A53 1.2GHz dual
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- CPU: Cortex-A57 1.5GHz dual + Cortex-A53 1.2GHz quad
- GPU: PowerVR GX6250 600MHz
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開発キット: ホープラン RZ/G2M Reference board (hihope-rzg2m) (公式サイトに情報無し?)
- Renesas Marketplace: ホープラン RZ/G2M Reference board
- 4GB DDR4
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R-Car E3
- CPU: Cortex-A53 dual + Cortex-R7
- GPU: PowerVR GE8300
- Renesas R-Car Gen3 evaluation boards の Standard 版が Ebisu (Ebisu-4D) board
SOCIONEXT では Platform SoC と呼んでいるシリーズが ARM コア搭載の汎用アプリケーションプロセッサとなっており、Linux BSP を提供している。
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MB86S71
- CPU: ~1.6GHz Cortex-A15 dual-core + ~1.2GHz Cortex-A7 dual-core
- GPU: Mali-T624 single core 400MHz
- 開発ボード: 富士通エレクトロニクス F-Cue - 仕様表 - 30000円程度
- CPU: 1.2GHz Cortex-A15 dual-core + 0.8GHz Cortex-A7 dual-core
- RAM: 2GB
- 96Boards 仕様準拠 (Linaro としてのリリースではない)
- Linux BSP 以外に各種のミドルウェアを富士通エレクトロニクスが提供している。当然技適も通している。
TI のチップのうち Sitara シリーズ が堅牢な ARM アプリケーション・プロセッサ製品ラインアップを提供。BeagleBoard.org と協働で BeagleBoard シリーズも展開しており開発ボードの人気と入手性も高い。
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Processor SDK Linux Software Developer’s Guide
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Processor SDK Linux Release Notes
- Linux Kernel: 4.4.19+ (2016 LTS), U-Boot: 2016.05, Yocto: 2.1 (Krogoth), Linaro Toolchain (5.3), Wayland: 1.9
- Yocto Linux, Ubuntu, Debian などに対応。Ubuntu 14.04, 16.04 もサポート
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Processor SDK Linux Release Notes
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TI E2E Support Community
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- シリーズの SoC 比較図
- CPU: Cortex-A15 500MHz/1.5GHz single/dual core
- GPU: PowerVR SGX544/SGX544MP2 532MHz single/dual core (AM5718, AM5728 が GPU 搭載)
- C66x DSP, Cortex-M4, RPU-ICSS なども搭載
- Processor SDK for AM57x Sitara Processors - Linux and TI-RTOS support
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AM5718
- CPU: Cortex-A15 500MHz/1.5GHz single
- GPU 3D: PowerVR SGX544 532MHz (?) single
- GPU 2D: GC320 single
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AM5728
- CPU: Cortex-A15 1.5GHz dual
- GPU 3D: PowerVR SGX544MP2 532MHz (?) dual
- GPU 2D: GC320 single
- 公式評価ボード: AM572x Evaluation Module
- 開発ボード: BeagleBoard X15 eLinux ページも参照 - $240 程度
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- CPU: Cortex-A8 300MHz ~ 1GHz single core
- GPU: PowerVR SGX530 200MHz (GPU 搭載しているのは AM3359, AM3358, AM3354)
- 開発ボード: BeagleBone Black - eLinux ページも参照
- CPU: AM3359 (Cortex-A8 1GHz) を搭載
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- CPU: Cortex-A9 300MHz ~ 1GHz single core
- GPU: PowerVR SGX530 200MHz (AM4379, AM4378 が GPU 搭載)
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AM5K2Ex (対象外)
- CPU: Cortex-A15 1.25GHz ~ 1.4GHz dual/quad core
- GPU: なし
- 航空、通信、テレコム、産業用制御、プロセス制御、ミリタリーなどの用途想定でかなり高価 ($85.0~) だが GPU を搭載しておらずブラウザエンジンを用いたプラットフォーム向けではない
Toshiba は ApP Lite シリーズというアプリケーションプロセッサを持っており、TZ3000, TZ5000 といった高性能なシリーズは (計画段階で?) クローズしてしまったが TZ2000 シリーズが使える可能性あり。
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TZ2000 シリーズ
- 音声・画像データマイニング及び通信セキュリティを強化したアプリケーションプロセッサ
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TZ2102XBG
- CPU: Cortex-A9 600MHz
- GPU なし
- LCD: 最大 WVGA (800×480) 60fps
- 公式開発ボード: RBTZ2100-1MA (スターターキット)
後日追記。
Linaro がオープンな仕様に基づき各 ARM Cortex−A SoC を搭載した低コストでフットプリントの小さいボードとプラットフォームを提供している 96Boards についてまとめます。Linaro が用意していて OpenEmbedded をサポートし、技適の工事設計認証も通しているボードがあったりする、スマホなどでも使われる比較的高性能の SoC を組み込み向けに使うための評価・開発ボードとして便利な Single Board Computer のシリーズです。
製品ラインとしてはエディションが 3 つに分かれており、Consumer Edition は IoT、モバイル、組み込み系、デジタルホームをターゲットに含むクレジットカードサイズ (55x85mm, Raspberry Pi とほぼ同じ) のボード、Enterprise Edition はネットワークやサーバ向けをターゲットにした mini ITX サイズのボード、2016 年に追加された IoT Edition は 30x60mm (Paspberry Pi Zero の 30x65 より小さい) サイズのボードがあります。
96Boards シリーズのボード向けの移植や WoT プラットフォーム開発などについては Project Onyx のページを参照。
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このシリーズは AC アダプタが別売りかつ日本ではあまり見かけない仕様のプラグ (EIAJ-3: 外径 4.75mm, 内径 1.7mm) なので AC アダプタ と変換プラグ もセットで購入が必要な点に注意。仕様上 AC アダプタは 12V/2A を要求しているが Switch Science の 12V/1.5A 対応アダプタ などでも多くの場合は動作する。
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- IoT などの用途向けにインターフェイスを拡張するドーターボードを Mezzanine 製品としてラインナップしている。
- 手軽にシリアルコンソールを使いたいだけなら 96Boards UART Serial Adapter が安いし便利。このアダプタでは UART0,1 いずれかを USB Serial から接続と、GPIOB で制御可能な LED が搭載されている。
- Grove のセンサー類と組み合わせて使う場合 96Boards Sensors がシリアルコンソールにも使えるし便利。これに各種センサー類をセットにした Starter Kit もありだが、販売元が Seedstudio などだと国内在庫ではなく到着まで 2-3 週間かかることがあるので注意。
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DragonBoard 410c (Arrow) - with Qualcomm Snapdragon 410e - 2015/03 発表
- Dimension: 85x55mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Cortex-A53 1.2GHz 4 core
- GPU: Adreno 306 400MHz
- RAM: 1GB
- WiFi: 802.11a/b/g/n 2.4GHz (技適通過)
- Other: Bluetooth 4.1, GPS
- Qualcomm Snapdragon 410 はミドルレンジスマホなどで採用されている SoC で Embedded 向けにも使えると謳われている (代理店インタビュー記事なども参照)。Qualcomm 初の 64bit SoC でもある。Yocto のビルド手順は Linaro の該当リポジトリ参照。
- DragonBoard 410c の入手先: チップワンストップ が日本独占販売中, Switch Science のページはあるが入荷見込みなし - 11000 円で販売開始、9800 円に値下げされた (アメリカでは $75 とさらに安い)
- 開発に関するメモは Dragon Board 410c の個別ページを参照してください
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DragonBoard 820c (Arrow) - with Qualcomm Snapdragon 820E - 2018/03 発売
- Dimension: 85x55mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: 64-bit Kryo Quad-core up to 2.15GHz
- GPU: Adreno 530
- RAM: 3GB
- WiFi: 802.11ac
- Other: Bluetooth 4.2, GPS
- 発表から発売までかなり時間がかかったが、組み込み向けとしてはかなり高性能 (メモリが必要な用途だと HiKey 960, 970 等の方が良い)
- DragonBoard 820c の入手先: チップワンストップ - 未扱い?, Arrow.com - $199
- 技適に関する情報は不明
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HiKey Board (LeMaker) - with HiSilicon Kirin 620
- Dimension: 85x55mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Cortex-A53 1.2GHz 8 core
- GPU: Mali 450MP4 500MHz
- RAM: 1GB or 2GB
- WiFi: 802.11b/g/n 2.4GHz (TI WL1835MOD, 技適通過)
- HiSilicon Kirin 620 は Huawei P8lite などスマホやタブレットなどで使われている SoC で Qualcomm Snapdragon 615 くらいの性能
- Clear Key の Chromium CDM で EME サポートした最初のプラットフォーム
- HiKey 96Board 入手先: Switch Science - 15000 円程度
- Open Embedded のビルドなどのドキュメント も参照
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HiKey 960 - with Huawei Kirin 960 - 2017/04 発表
- Dimension: 85x55mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Cortex-A73 1.8GHz 4 core + Cortex-A53 2.4GHz 4 core (big.LITTLE)
- GPU: Mali G71 MP8
- RAM: 3GB or 4GB LPDDR4 SDRAM
- ROM: 32GB UFS Flash, microSDHC
- WiFi: 802.11b/g/n/ac 2.4/5.0GHz
- Other: Bluetooth 4.1LE
- HiSilicon Kirin 960 は Huawei Mate 9 などスマホやタブレットで使われている SoC で Qualcomm Snapdragon 820/821 よりちょっと遅いくらいの性能 (Kirin 960 が CPU は高速で GPU は遅い)
- HiKey 960 入手先: Amazon.com - $250, seeed - $239, Switch Science (4GB モデル) - 32000 円程度
- AOSP の開発ボードとして Google らとともに発表され Android Source にも掲載されているが HiKey (620) と同様に Linux も対応する見込み
- 技適については Switch Science によると「無線LANおよびBluetoothのコンボモジュールWL1837MODと、WL1837MODが工事設計認証番号201-140447として認証を通しているアンテナ、Pulse社のW3006を搭載しています。」とのこと
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- Dimension: 85x55mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Cortex-A73 MPCore4 2.36GHz, ARM Cortex-A53 MPCore4 1.8GHz
- GPU: Mali-G72 MP12
- RAM: 6GB LPDDR4X 1866MHz
- ROM: 32GB UFS Flash, microSDHC
- HiKey 970 入手先: Amazon.com - $299, seed - $299, Switch Science - 約4万円
- 技適については Switch Science によると「無線LANおよびBluetoothのコンボモジュールWL1837MODと、WL1837MODが工事設計認証番号201-140447として認証を通しているアンテナ、Pulse社のW3006を搭載しています。」とのこと。技適問題の無いボードとしてはかなり高性能かつメモリ容量が多くて使いやすい
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MediaTek X20 Development Board - with MediaTek X20 (対象外)
- Dimension: 85x54mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Cortex-A72 2.1GHz ~ 2.3GHz dual & Cortex-A53 1.85GHz quad & Cortex-A53 1.4GHz quad (合計10コア)
- GPU: Mali-T880 ~800MHz
- RAM: 2GB
- MediaTek のボードとしては良いのだけど今のところ Android 6.0 のみサポートで Linux 対応していないので対象外
- http://en.alpha-star.org/mediatek-x20-development-board
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4IoT - 未発売
- Dimension: 60x30mm (96Boards IoT Edition)
- CPU: Cortex-A53 Quad 1.2 GHz
- GPU: Adreno 306 400MHz
- RAM: 2GB
- DragonBoard 410c の IoT Edition 版のような小型高性能ボードになりそう
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Orange Pi i96 - with RDA8810PL (対象外)
- Dimension: 60x30mm (96Boards IoT Edition)
- CPU: Cortex-A5 1.0GHz
- GPU: Vivante GC860 3D GPU
- RAM: 256MB
- Orange Pi i96 入手先: Aliexpress
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iMX7-96 - with i.MX7
- Dimension: 85x54mm (96Boards Consumer Edition)
- CPU: Dual Cortex-A7 1.2 GHz / Cortex-M4 200 MHz
- GPU:
- RAM: 512MB
- iMX7-96 入手先: Arrow.com - $109
- i.MX7 のお手軽ボードだが、GPU 非搭載でグラフィックス向けではない
OpenEmbedded のビルドは meta-rasbperrypi で可能
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Raspberry Pi 4 Model B (BCM2711)
- Dimension: 85x56mm
- CPU: Cortex-A72 1.5GHz quad
- GPU: VideocoreVI 500MHz dual - OpenGL ES 3.0 サポート
- RAM: 1GB, 2GB or 4GB
- 電源に 5V/2.5A 以上が必要となることに注意 (それ以下は起動しても速度低下などがある)
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Raspberry Pi 3 Model B+ (BCM2837B0)
- Dimension: 85x56mm
- CPU: Cortex-A53 1.4GHz quad
- GPU: VideocoreIV 400MHz - OpenGL ES 2.0 サポート
- RAM: 1GB
- 3B との違いは CPU クロック、PoE 対応、WiFi/BT の強化など
- 電源に 5V/2.5A 以上が必要となることに注意 (それ以下は起動しても速度低下などがある)
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Raspberry Pi 3 Model B (BCM2837)
- Dimension: 85x56mm
- CPU: Cortex-A53 1.2GHz quad
- GPU: VideocoreIV 400MHz - OpenGL ES 2.0 サポート
- RAM: 1GB
- 電源に 5V/2.5A 以上が必要となることに注意 (それ以下は起動しても速度低下などがある)
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Raspberry Pi 2 Model B (BCM2836)
- Dimension: 85x56mm
- CPU: Cortex-A7 900MHz quad
- GPU: VideoCore IV 250MHz
- RAM: 1GB
OpenEmbedded のビルドは meta-tegra で可能。
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Jetson Nano
- CPU: Cortex-A57 1.43GHz quad
- GPU: 128-core Maxwell
- RAM: 4GB
- 普通に Ubuntu で Firefox や Chromium のビルドが動作する。OpenEmbedded でのビルドは未確認
組込製品向けのボードではないが OpenEmbedded のビルドもできるし比較参照用に。
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Tinker Board (Rockchip RK3288)
- Dimension: 85.6x56x21mm (ほぼ Raspberry Pi 互換)
- CPU: Cortex-A17 1.8GHz quad
- GPU: Mali T760 MP (16 core, 600MHz)
- RAM:
- Tinker Board 入手先: Physical Computing Lab - 8000 円程度
- SD Card は READ 40+MB/s WRITE 30-MB/s 出るので UHS-1 可能なら A1 以上を推奨。
- Open Embedded の BSP は meta-tinker を使って ビルドする