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sim_win_2021

junya ARAI edited this page Apr 18, 2024 · 1 revision

etroboパッケージインストール前の動作環境構築手順(Windows 10)

※注意※ このページに記載の手順は古いやり方です。

Windows 10 バージョン 2004以降、およびWindows 11をお使いの方は、「Windows PowerShell (管理者)」または「Windowsターミナル(管理者)」から wsl --install コマンドを用いてWSL+Ubuntuをインストールしてください。公式マニュアルはこちらです。

特にWindows 11では、以下の方法でインストールすると、動かないばかりか WSL コマンド自体が動かなくなる不具合が生じます。もしもこうなってしまった場合は、「Linux用Windowsサブシステム」を手動でアンインストールしてください。


【!ご注意!】2021年大会時点のインストール手順です。

下記の手順に従って下さい。
注:このページのスクリーンショットはWindows10 Home 20H2で取得しています。バージョンにより多少違いがあるかもしれませんが、適宜読み替えてください。

  1. WSL(Linux用 Windowsサブシステム)+ Ubuntu のインストール
  2. Visual Studio Codeのインストール
  3. Visual Studio CodeでWSLを利用する

Linux用Windowsサブシステム(WSL)のインストール

 etrobo環境を動作させるためには、Windowsの「Linux用 Windows サブシステム」(20H2※)という機能を有効にする必要があります。
※1909以前にはWSLと言われるものは、「WSL(またはWSL1)」と「WSL2」の2種類があり、「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」において次のように分かれていました。

  • WSL1 … Windows Subsystem for Linux
  • WSL2 … Virtual Machine Platform(仮想マシンプラットフォーム)

etrobo環境は現状WSL2上で動作しませんので、上記のように2種類存在する場合はWSL1を有効にしてください。

※インストールには管理者権限が必要です。自分に管理権限のないPCにインストールする際には、必ず管理者と相談してください。

インストールには、GUIで手作業で操作する方法とPowerShellを使う方法の以下の2つがあります。いずれか作業しやすい方法で作業して下さい。

WSL+Ubuntuのインストール(GUI操作によるセットアップ)

既にセットアップされている方は不要です。Ubuntuは20.04で動作確認しています。
なお、昨年同様18.04でも引き続き開発可能ですが、etrobo環境のコア部分の更新が必要です。( 昨年度(2020年)のetrobo環境からアップデートする場合

1)WSL1のセットアップ

Windows10 version1709(Fall Creatrs Update)以降が必要です。

1. [スタート]メニューから、[設定]をクリックします。
2. [設定]から、[アプリ]をクリックします。
3. [アプリと機能]を下方にスクロールして[プログラムと機能]をクリックします。
4. [プログラムと機能]の左側、[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックします。
5. [Windowsの機能]から、[Linux用 Windows サブシステム]にチェックを入れてOKをクリックします。
6. OKをクリックしたら、下記画面が表示されるまで少し待ちます。表示されたら指示通り[今すぐ再起動]をクリックして、Windowsを再起動します。

※作業中のファイルがあれば、再起動の前に忘れずに保存してください。

以上で、WSL1のセットアップは終了です。

2)Ubuntuのインストール

Microsoft StoreからUbuntu 20.04をインストールします。

1. タスクバーから、[Microsoft Store]アプリアイコンをクリックします。

※Microsoft Storeが使えない環境の場合は、後述のPowerShellによるセットアップで紹介しているサイトを参照してください。

2. 起動したストアアプリでUbuntuを検索し、検索結果から Ubuntu 20.04 LTS を選択します。
3. [入手]をクリックしてインストールします。

必要に応じてMicrosoftアカウントへのサインインを行ってください。サインインしなくても操作を続けることが出来ます。ダウンロードが始まるので、完了までしばらく待ちます。

4. インストール済みになったら、[起動]をクリックし、Ubuntuのセットアップを続けます。
5. Ubuntuが起動するとターミナル画面が表示され、インストールが続けられます。
6. Ubuntuを使用するユーザ名とパスワードを設定します。
7. しばらく処理が続きますのでプロンプトが表示されるまで待ちます。
以上で、Ubuntu 20.04 LTSをWSLで使用する準備は終了です。

※既にWSL2を有効にしているマシンの場合は、WSL2で実行されるかもしれません。
その場合は、Windows PowerShellを起動し、
wsl --set-version Ubuntu-20.04 1
を実行することで、WSL1で動作されることが出来るようになります。


WSL+Ubuntuのインストール(PowerShellによるセットアップ)

開発用PCにインストールされているOSが「Windows 10 Enterprise LTSC」の場合、Microsoft Storeアプリを利用したUbuntuのインストールができません。Windows PowerShellを用いたセットアップが必要となります。

参考:@moriai「WSL (Windows Subsystem for Linux) をコマンドラインでインストールする

1. WSLの有効化
Windows 上に Linux ディストリビューションをインストールする前に、まず "Linux 用 Windows サブシステム" オプション機能を有効にする必要があります。 管理者として PowerShell を開き、以下を実行します。

dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux  

有効にするために再起動が必要となりますので、作業中のファイルがあれば保存を忘れずに。
参考:Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド

2. Ubuntu 20.04のインストール

curl.exe -L https://aka.ms/wslubuntu2004 -o C:\Users\XXX\Downloads\Ubuntu2004.appx  
Add-AppxPackage C:\Users\XXX\Downloads\Ubuntu2004.appx  

または、下記サイトの手順を参考に従ってセットアップを行ってください(Microsoft Storeが使える方も、こちらの手法の方が楽かもしれません)。Ubuntu 18.04用なので適宜20.04に読み替える必要があります。

@serlys 「Windows Subsystem for LinuxでUbuntu

※「Ubuntu 18.04ストアアプリのインストール」項の1行目のコマンドを実行すると、約220MBのファイル「Ubuntu.appx」をホームディレクトリ(C:\Users\ユーザ名)にダウンロードしますが、インストール完了後は削除してかまいません。また、複数台にインストールする場合は、このファイルをコピーしておき、2行目だけ実行すると時間短縮になります。 20.04 をインストールする場合はhttps://aka.ms/wsl-ubuntu-1804https://aka.ms/wslubuntu2004に変更する必要があります。

※「Ubuntuの初期設定」項「Ubuntuのターミナルを立ち上げて」は、Windowsスタートボタンから「Ubuntu 18.04( or 20.04)」の選択を意味しています。

※「APTパッケージアーカイブを国内サイトに変更」項最後の「sudo apt upgrade」中に「Configuring libssl1.1:amd64」では「<yes>」を選択して進めると少しだけ楽です。

「更新が終了したら、一旦ターミナルを閉じて再度開き直す。」は、「exit」と入力してターミナルを閉じ、再度Windowsスタートボタンから「Ubuntu 18.04( or 20.04)」の選択を意味しています。

Ubuntuターミナルの起動とディレクトリ構造

 Windowsスタートボタンから起動したUbuntuのターミナルでは、Windowsファイルシステム上でのホームディレクトリの場所が「C:\Users(Windowsユーザ名)\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu18.04onWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState\rootfs\home(Linuxユーザ名)」になっています。いちいち辿りたい人はおそらくこの世にいません。

 Windowsコマンドプロンプト(またはPowerShell)から「wsl」または「bash」と入力することによってUbuntu上のシェルを起動することも可能です。この場合、カレントディレクトリはWindowsでのカレントディレクトリがそのまま引き継がれます。

 UbuntuからWindowsファイルシステムへのアクセスは「/mnt」を経由して行います。例えば「C:\」は「/mnt/c/」です。ただし、Linuxファイルシステム的なアクセス権の設定は無効になりますので注意してください。

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